初めて投資をする方にとっては投資アプリを開いてもなかなか意味が理解出来なかったりして大事な情報を見逃してしまいます。このブログでは楽天証券アプリで使われている単語についてわかりやすく投資家としてどういう考えの元に見ていくのかを解説しています。
みんな最初はわからないが当たり前。覚えていこう!
難しいけど繰り返し見る事で絶対投資の力になりますよ。
サマリー画面
このサマリー画面の単語について解説していきます。
前日終値
前日終値とは、株式市場が最後に開いた日の終了時点での株価です。これは新しい取引日が始まる前の参考点として用いられ、前日の市場の閉鎖時にどの程度の価値があったかを示します。
前日終値を確認することで、投資家はその日の市場の始値が前日の動向に比べてどのように変動しているかを見ることができます。大きな変動があれば、何らかのニュースやイベントが原因かもしれません。
始値
始値とは、株式市場が開く時点での最初の取引価格のことです。この価格は、その日の市場の開始を告げるもので、初期の市場の動きを反映します。
始値を見ることで、その日の市場の初期の方向性を把握できます。始値が前日終値より大幅に高い、または低い場合、市場のセンチメントに大きな変化があることを示唆しています。
高値
高値とは、取引日中に記録された株価の最高点です。これはその日の市場での株の最大価値を表し、投資家にとって重要な指標となります。
一日の高値は、その日の価格変動の範囲を示します。狭い範囲は市場の不確実性が低いことを、広い範囲は高い不確実性またはボラティリティを示しています。
安値
安値とは、取引日中に記録された株価の最低点です。これはその日の市場での株の最小価値を表します。
安値も高値と同じくその日の価格変動の範囲を示します。狭い範囲は市場の不確実性が低いことを、広い範囲は高い不確実性またはボラティリティを示しています。
出来高
出来高とは、一定期間内に取引された株式の総数です。この数値は市場の活動度や投資家の関心の高さを示し、価格変動の強さを判断するための指標となります。
高い出来高は、その価格レベルでの強い関心または合意を示します。価格が上昇するときの高い出来高は強気の兆候と見なされ、価格が下降するときの高い出来高は弱気の兆候と見なされます。
売買代金
売買代金とは、一定期間内に株式市場で取引された株式の総価値です。これは市場の流動性や活動の規模を反映し、大きな売買代金は高い関心と活動を示します
売買代金は、市場の活力を示します。特に大きな動きやトレンド変化の際に売買代金が増加すると、そのトレンド変化に対する確信度が高まります。
時価総額
時価総額とは、会社の発行している株式総数と現在の株価を掛け合わせたもので、その会社の市場における全体的な価値を示します。大きな時価総額は一般に、より大きく、より安定した企業を示します。
時価総額を通じて、投資家は企業の市場での規模と価値を評価できます。より大きな時価総額を持つ企業は、通常、より安定していて、より少ないリスクを持つと見なされます。
売買単元
売買単元とは、株式を取引する際に一度に売買できる最小の株式数です。これにより、投資家が株式を売買する際の基準が設定されます。
売買単元が小さいほど、小額からでも投資しやすくなります。投資家は自分の資金に応じて投資可能な株式を選び、多様化を図ることができます。
東S(東京証券取引所)
日本最大の証券取引所であり、多数の国内外の企業が上場しています。プライム、スタンダード、グロースの3つの市場区分があり、それぞれ企業規模や業績に応じた要件が設定されています。
東京証券取引所は、日本の株式市場の中心であり、様々な株式や債券、ETFなど幅広い金融商品が取引されています。
安定性や流動性が高く、特に大手企業や長期投資を好む投資家に適しています。
JNX(ジャパン・ネクスト証券取引所)
日本の代表的なPTS(私設取引システム)の一つです。PTSは、従来の証券取引所とは別に設立された電子取引システムで、証券取引所と同様に株式取引を提供しますが、より柔軟な取引条件や時間を提供することがあります。
JNXは、特にアクティブトレーダーやアルゴリズムトレードを行う投資家に利用されることが多く、手数料の安さや取引のスピードが特徴です。
CHI-X(チャイエックス)
グローバルに展開する代表的な代替取引システム(ATS)の一つで、日本ではCHI-X Japanとして知られています。
他の証券取引所と同様に株式取引を提供していますが、より競争力のある価格や高速な取引実行を特徴としており、主に機関投資家やプロのトレーダーに利用されています。
CHI-Xは、市場の流動性を高め、取引コストを低減させることを目的としています。
これらの市場は、それぞれが異なる特性を持ち、投資家によって利用される目的や戦略も異なります。東京証券取引所は、伝統的な株式投資や安定した投資先を求める投資家に適しています。一方、JNXやCHI-Xは、よりアクティブな取引や低コストでの取引を求める投資家に魅力的な選択肢となっています。それぞれの市場の特徴を理解し、自身の投資スタイルや目的に合わせて利用することが重要です。
日足
日足とは、株式やその他の金融商品の一日の取引データをグラフ上に表示したものです。具体的には、その一日の始値、高値、安値、終値を使って表示されます。日足チャートは、特定の取引日における価格の動きを視覚的に理解するために用いられ、投資家が市場のトレンドやパターンを分析する際の基本的なツールの一つです。
日足チャートの各棒(バー)やキャンドルは、一日を代表しており、以下の情報を提供します:
- 始値(Open):その日の取引が開始された時の価格。
- 高値(High):その日の取引時間中に記録された最高価格。
- 安値(Low):その日の取引時間中に記録された最低価格。
- 終値(Close):その日の取引が終了した時の価格。
この4つの価格点を使って、日足チャートは一定期間内の価格変動を示します。キャンドルスティックチャートの場合、終値が始値より高い場合は通常、キャンドルが緑色または白色で塗られ(強気)、終値が始値より低い場合は赤色または黒色で塗られます(弱気)。
日足チャートを利用することで、投資家は以下のような判断ができます:
- トレンドの識別:連続する日足を通じて、株価が上昇傾向にあるか、下降傾向にあるか、または横ばいであるかを識別できます。
- サポート&レジスタンスレベルの把握:過去の高値や安値から、価格が反転する可能性のあるレベルを見つけ出すことができます。
- パターン分析:特定の価格パターンや形成が見られる場合、将来の価格動向を予測する手がかりとなります。
日足チャートは、短期間から中期間の投資判断を下す際に特に有効であり、市場の動きを日々追跡することを好むアクティブトレーダーにとっては不可欠なツールです。
サマリー画面について解説しました。その他の画面も分かりやすくまとめますので気になった単語があればすぐに確認してくださいね。
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