歴史から学ぶ:投資の失敗と成功に隠された教訓③

あつし
あつし

投資の歴史はなんだか恐いね。大暴落が来た時にどうすればいいんだろうか。。

りょう
りょう

あつし。歴史の中の大暴落時どうすればいいかを歴史を通して学ぶんだよ。

過去は現在とつながってるんだから。ヒントは必ずある!

投資の世界は、予測不可能な要素に満ちています。しかし、過去の投資の失敗と成功から学べる貴重な教訓があります。このブログでは、歴史的な投資の失敗と成功の事例を分析し、これらから得られるインサイトを探ります。

今回は幅広い年代となりますが4件の暴落について考えて見ましょう。

1987年のブラックマンデー

1987年10月19日、世界の株式市場が前例のない速さで崩壊しました。この日、ダウ・ジョーンズ工業平均は508ポイント下落し、約22.6%の価値を失いました。この暴落は、米国だけでなく、世界中の市場に波及しました。原因としては、プログラム取引、過剰な評価、市場心理のパニックなどが挙げられます。プログラム取引とは、株価が特定のレベルに達した場合に自動的に売買を行うコンピュータープログラムのことで、この暴落の際には市場の下落を加速させる一因となりました。この出来事からの教訓は、市場が非常に急速に変化する可能性があり、リスク管理戦略(特にダウンサイドリスクの保護)が重要であるということです。また、プログラム取引や金融イノベーションが市場に予期せぬ影響を及ぼす可能性があることも示しています。

「ダウンサイドリスク」とは、投資やビジネスにおいて、損失や不利な影響が発生する可能性のあるリスクのことを指します。具体的には、価格の下落、利益の減少、資産の減少、またはビジネスの失敗などがダウンサイドリスクの例です。

投資においては、株式や債券などの資産価格が予想外に下落するリスクがあります。ビジネスにおいては、市場の需要が低下し、売上や利益が減少するリスクがあります。また、経済的な不況や競合他社の動きによって企業の業績が悪化する可能性もあります。

ダウンサイドリスクは、投資家や経営者がリスク管理や戦略の策定において考慮しなければならない重要な要素です。リスクを適切に評価し、その対策やヘッジを行うことで、不測の事態に対するリスクを最小限に抑えることが求められます。

1997年のアジア通貨危機

1997年、タイのバーツが固定為替レート制度から離脱し、変動相場制に移行しました。これをきっかけに、タイ、インドネシア、韓国、マレーシアなどのアジア諸国で通貨価値が急落しました。この危機は、これらの国々が外国からの短期資金に大きく依存していたこと、そして急激な資本の流出によって通貨が暴落したことが原因です。この事例からの教訓は、グローバルな資本流動の影響を受けやすい国に投資する際には、その国の経済政策や政治的安定性、外国資本に対する依存度を慎重に評価する必要があることです。また、通貨リスク管理の重要性も浮き彫りにしました。

2007-2008年の金融危機

2007年から2008年にかけての金融危機は、不動産市場のバブルが崩壊し、それに伴い多くの金融機関がサブプライムモーゲージローンのデフォルトに直面したことから始まりました。この危機は、リーマン・ブラザーズの破綻など、多くの銀行や金融機関に深刻な影響を及ぼしました。危機の原因は、住宅ローンを始めとする金融商品の過剰なリスク取りと、それらのリスクが市場全体に理解されていなかったことにあります。この事例から学べる教訓は、金融商品の透明性とリスク評価の重要性、そして市場が複雑な金融商品のリスクを常に正しく評価しているわけではないということです。

2020年のコロナショック

新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックは2020年初頭に全世界を襲い、経済活動に前例のない停滞をもたらしました。多くの国で導入されたロックダウン措置は、供給チェーンの中断、事業の閉鎖、失業率の急激な上昇といった結果を引き起こしました。株式市場は急落し、特に旅行、観光、小売業などのセクターは壊滅的な影響を受けました。しかし、この期間中にもテクノロジー、ヘルスケア、リモートワークを支えるサービス関連の株式は成長を遂げました。

この事例からの教訓は、外部ショックによる市場の変動は予測不可能であり、投資ポートフォリオの多様化がリスクを軽減する重要な手段であることです。また、変化する市場環境に迅速に適応できる柔軟性も重要です。パンデミックは、新興技術や変化する消費者の行動に注目し、それらに適応することの価値を示しました。

コロナショックはまた、政府や中央銀行の経済政策、特に金融刺激策や金融緩和が市場に与える影響の大きさを浮き彫りにしました。投資家は、マクロ経済的な動向や政策の変化に注目し、それらを投資戦略に組み込むことの重要性を再認識しました。

結論

これらの4つの事例は、市場と経済が常に変化していること、そして過去の出来事から学ぶことで未来の不確実性に備えることの重要性を強調しています。各事例は異なる教訓を提供しており、これらを理解し適用することで、投資家はより賢明な投資判断を下すことができるようになります。

りょう
りょう

市場は常にリスクを正しく評価しているわけではない・・・

これはすべてを鵜呑みにすると失敗する可能性があるって事だよ。

リーマンショックもう二度と経験したくないと思うね。。

あつし
あつし

その教訓を生かし自分にあったポートフォリオを作る事で心の安定を作るんだね。

投資は甘くないって事がよく分かったよ。今回もありがとう!またよろしくね。

コメント

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