オールカントリー株の最新情報に関して、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の純資産総額が2018年10月の設定以来、初めて2兆円を突破したことが報告されています。1月末時点での純資産総額は2兆2768億円に達し、前月から4562億円の増加を記録しました。この増加額は、ETFを除く投信全体で最も大きかったそうです
また、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の基準価額は、2024年1月29日に22,034円、前日比で+118円となっており、純資産総額は22,502.08億円に達しています。リスクメジャーは3(平均的)で、ファンドレーティングは★★★★と評価されています
そもそもオールカントリーってなに?
オールカントリー株式とは、世界中の国々の株式市場に投資することを目的とした投資対象です。具体的には、先進国だけでなく新興国の市場にも幅広く分散投資を行います。このような投資戦略の大きな利点は、地域や国に偏らない多様な投資が可能であることです。そのため、特定の国や地域の経済情勢に左右されにくいという安定性があります。
オールカントリー投資のメリット.デメリット
オールカントリー株式投資のメリットには以下のようなものがあります。
1.多様性:世界中の様々な国の市場に投資することで、リスクを分散できます。
2. 成長機会:新興国を含む世界中の成長が期待できる市場へのアクセスが可能です。
3. 柔軟性:世界経済の変動に対応しやすい投資ポートフォリオを構築できます。
オールカントリー株式投資のデメリットには以下のようなものがあります。
1.地政学的リスク:複数の国に投資するため、地政学的な問題や通貨リスクなどに影響を受けやすいです。
2.情報の複雑性:多くの国々にまたがる投資は、情報収集や分析が難しくなる可能性があります。
2024年の投資対象としてオールカントリー株式が良いかどうかは、個々の投資目標、リスク許容度、投資期間によります。市場全体の動向や個々の経済状況を見極めながら、長期的な視点での分散投資を検討する場合には、魅力的な選択肢となる可能性があります。
新興国ってどこよ?
新興国とは、経済発展が進んでいるが、まだ完全に先進国のレベルには達していない国々を指します。これらの国々は、高い経済成長率を示すことが多く、投資の機会として注目されていますが、同時に政治的不安定性や経済の変動が大きいリスクも抱えています。
新興国は主に以下の地域に位置しています
・アジア:中国、インド、インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイなど。
• ラテンアメリカ:ブラジル、メキシコ、アルゼンチン、チリ、コロンビアなど。
• 東欧・中央アジア:ロシア、トルコ、ポーランド、ハンガリー、チェコ共和国など。
• 中東・アフリカ:サウジアラビア、南アフリカ、ナイジェリア、エジプトなど。
新興国市場は、その成長潜在力により投資家にとって魅力的な領域ですが、通貨の変動、政治的不安、経済の変動性など、特有のリスクも高いため、投資する際にはこれらの要素を慎重に考慮する必要があります。新興国への投資は、ポートフォリオの多様化を図り、長期的な視点での成長機会を追求する戦略の一部として検討されることが多いです。
先進国ってどこよ?
先進国(developed countries)は、安定した経済成長、高い所得水準、発展したインフラ、高度な産業構造などを特徴とする国々を指します。これらの国は、経済的に安定しており、政治的にも安定していることが多いです。教育水準が高く、医療や福祉サービスも充実しています。
主な先進国には以下のような国々があります
・北アメリカ:アメリカ合衆国、カナダ
• ヨーロッパ:ドイツ、フランス、イギリス、イタリア、スペイン、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、フィンランドなどの欧州連合(EU)加盟国、スイス、ノルウェーなど
• アジア:日本、韓国、シンガポール、台湾
• オセアニア:オーストラリア、ニュージーランド
• その他:イスラエルなど
これらの国々は、世界経済における主要な役割を果たしており、国際政治や経済の場で大きな影響力を持っています。また、先進国では、技術革新や研究開発が盛んに行われており、世界の科学技術進歩に大きく貢献しています。
投資の観点から見ると、先進国市場は安定した収益性が期待できる一方で、成長率は新興国市場に比べて低い傾向にあります。そのため、リスクを低減しながら確実な収益を求める投資家にとって魅力的な選択肢となります。
あつしとりょうの会話
ねえ、りょう。最近「オールカントリー株」という言葉をよく聞くけど、それって何?
オールカントリー株っていうのは、世界中の国々、つまり先進国と新興国の両方に投資する株式のことだよ。eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)なんかが有名だね。この投資方法のいいところは、世界中の成長を捉えられることだよ。
世界中ってことは、リスクも分散されるってこと?
その通り! 特定の国や地域の経済情勢に左右されにくい。だから、個別の市場が不安定になったときも、全体のパフォーマンスにはそれほど影響しないことが多いんだ。
でも、新興国ってリスクが高いイメージがあるけど、大丈夫なの?
確かに新興国は変動が大きいけど、それを先進国の安定性でカバーできるんだ。それに、新興国には高い成長ポテンシャルがあるから、長期的に見るとリターンを大きく期待できるよ。
なるほどね。2024年もオールカントリー株に投資するのはいいアイデアかな?
投資は常に未来への賭けだけど、オールカントリー株は多様性と成長機会を提供してくれる。ただ、自分のリスク許容度や投資目標をよく考えて、バランスの取れたポートフォリオを心がけることが大切だよ。
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